当院について
住み慣れた地域で支える
地域包括ケアシステムの実現を
目指しています
当院では症状が落ち着いたけれど、社会やご自宅にすぐに戻ることが難しい方に対し、医師、看護師、薬剤師、精神保健福祉士、作業療法士、管理栄養士などの専門の医療スタッフが連携し、安心して社会復帰を果たせるようサポートしております。
当院は110床の精神科病床とこじんまりとした病院で、患者さんの中には⾧期の療養生活を送られる方も少なくありません。そのため患者さん、ご家族との温かな関係を大切に、「医療スタッフがいつでもいる生活の場」として、安心して療養生活が送れるよう努めております。
当院は内科の医師も常駐しているため、ご高齢の患者さんへの慢性的な内科疾患への対応も行っております。また歯科診療も重要となるため、連携している医療機関に定期的に診療設備を整えた自動車で往診をしていただいております。
当院は明治42年に現院⾧の曽祖父が開設し、以来地域の医療ニーズに合わせた変化をしながら、この地で医療を行っております。外来は精神科だけでなく、内科の診療も行っています。また、インフルエンザなど一部の予防接種も受け付けています。
中には二世代や三世代続けてかかりに来てくださるご家庭もあり、「先代、先々代には世話になった」などのお言葉をいただくことも多く、そのたびに地域に根差していると実感しております。
地域の皆様が安心して生活が送れるよう、これからも医療で地域を支え続けていきます。
当院では精神疾患の重症者は減少していますが、社会や人間関係などがより複雑になっていることで悩みや不安を抱え、解決できないまま「滞っている」方が増えているように感じています。
そのような方々が行き場を失ってしまった時に、社会に安心して戻れるようこれからも社会資源と連携し、職員一丸となってサポートしていきたいと考えています。
ご本人ご家族が「何かおかしい」「何か違和感がある」と感じた時、困ったときにはお気軽に当院へご相談ください。